導入の背景

毎年繰り返す浸水被害

浸水被害の状況は?

2016年のオープン以来、年に一度は浸水していました。足首が浸かるほどまで店内に水が入ってくることもあり、土のうを積むなどして対策していました。
浸水被害は深刻で、まずコンセントが全滅。漏電の危険もあり、火事のリスクさえ感じていました。通信設備もダメになり、インターネット電話も不通。巾木は腐り、毎年のように修繕が必要でした。

止水板導入以前の浸水被害の様子

被害状況

水害対策の道のり

止水板という決断

工夫を重ねても効果なし

土のう以外にも、エントランスの排水口を大きく改修し、さらに追加の排水口を設置したり…色々やったんですよね。店舗横の県道から水が流れ込むため県に依頼し、今ちょうど排水桝を入れる工事をやってもらっているところです。ただ着手までに数年かかり、その間にも被害は続きました。

最後の手段「止水板」

毎年のように対策を一つずつ増やしていって。もう、できることは全部やって、それでもダメで….。そこで「最後の手段」として止水板を導入する決断をしました。決め手は設置の簡単さ。豪雨はいつ来るか予測できないので、すぐに対策ができるものを探していました。その点、KTXの止水板は軽くて扱いやすく、雨が降り出してからでもすぐに設置できるのが魅力でした。

設置中
止水板を設置するスタッフの方
同時に2枚持ち運んでいらっしゃいました

実際の効果

豪雨でも浸水ゼロ

止水板の効果を実感

2025年7月5日、1時間に88.5mmという猛烈な雨がありました。例年なら店内まで浸水する豪雨でしたが、このときは水が入らず、浸水を防ぐことができました
降り始めてから設置したにも関わらず間に合ったのは、やはり簡単に設置できたからでした。

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時間もコストも大幅削減

土のうの頃とは雲泥の差です。以前は、水害の翌日にはスタッフ総出で朝6時から復旧作業に追われ、復旧までには3日ほどかかるのが常でした。しかし止水板を導入してからは、復旧作業は不要に。時間もコストも大幅に削減できました。

導入後の変化

もっと早く導入すればよかった

今では毎日、止水板を設置してから帰るのが習慣になっています。以前は1年に1回程度の被害でしたが、最近は異常気象で年に3回、4回と増え…復旧作業の苦労には毎年うんざりしていました。

けれど今は、急な豪雨でも慌てることなく備えられる。夜中に様子を見に行く必要もなくなり、精神的にも安心できるようになりました。正直、もっと早く導入しておけばよかったと感じています。本当に助かっています。

ルノー所沢 大曾根様