自動車金型メーカーとして培った高精度解析技術を活かして『スーパー止水番2』を製造・販売する当社では、『テーマは“雨と私”。川柳 投稿キャンペーン』に併せて、浸水対策用品の認知・使用経験に関するアンケート調査を実施いたしましたので、その結果をこのコラムで公開いたします。
止水板
「土嚢」の認知率は 90%近く。一方、「止水板」は 40%未満。 – 浸水対策用品に関するアンケート調査 –

目次
浸水対策用品では「土嚢」の認知率が圧倒的に高く(87.7%)、続いて「止水シート(44.0%)」「止水板(35.5%)」
今回のアンケート結果は、川柳投稿キャンペーンの応募に併せて
「土嚢(土のう)」「水嚢(水のう)」「止水シート」「止水板(防潮板)」を例示の上、浸水対策用品の認知・使用経験を聞く質問を行っており、その回答を集計したものです。
- 有効回答数は、メールアドレスをもとに重複等を排除した「計 375」
なお、回答者の性別・年代構成は、次のとおりです。
![[浸水対策用品に関するアンケート調査]性・年代別](https://ktx-drr.com/app/wp-content/uploads/2025/07/enq_FPM_01_sexage.png)
最初の設問は、「浸水対策用品として、既にご存知のものをすべて選択してください」との質問です。
![[浸水対策用品に関するアンケート調査]認知割合](https://ktx-drr.com/app/wp-content/uploads/2025/07/enq_FPM_02_aware.png)
この設問の結果では、「土嚢(土のう)」の割合が、「87.7%」と90%近くに達しているのに対し、他の用品は、「止水シート(44.0%)」「止水板(防潮板)(35.5%)」「水嚢(水のう)(29.3%)」と、いずれも50%に満たないレベルにとどまっています。
「浸水対策」≒「土嚢を積む」という認識が、まだまだ大半の生活者に根付いていると言ってよい結果となっています。
使用経験は、「土嚢」で約1/3(34.9%)。他の対策用品は、すべて10%未満。いずれも使用経験がない人が50%超
次では、「職場や住まいの浸水対策として、実際に使用したことがあるものをすべて選択してください。」との質問を行っています。
![[浸水対策用品に関するアンケート調査]使用経験割合](https://ktx-drr.com/app/wp-content/uploads/2025/07/enq_FPM_03_usage.png)
「使用したものはない」との回答が最多「58.7%」で50%を超え、「土嚢(土のう)」でも「34.9%」と約1/3にとどまっています。
そして、「止水シート」「止水板(防潮板)」「水嚢(水のう)」は、いずれも10%未満と非常に小さい割合となっていました。
浸水対策に限らず防災・減災用品は、イザというときに備えるもの。
実際の使用経験が少ないことは、概ねこの結果のとおりで納得できるのではないでしょうか?
一方で、この使用頻度の低さこそが、新たな製品群(…例えそれが、より利便性の高いもの。あるいは、従来品より効果の高いものであっても…)の認知率の低さにつながっているとも考えられる結果となっています。
この辺りに、新たな対策製品の普及による防災力向上のヒントが見え隠れしているのかもしれません。
男性⇔女性の「土嚢」認知率は大きく変わらない。一方、「止水板」は20ポイント以上と倍近くの差
続いて、最初の設問に関し、性別ごとに集計し、「土嚢」「止水板」の2つをピックアップしたものが次のグラフです。
![[浸水対策用品に関するアンケート調査]「土嚢」「止水板」性別/認知割合](https://ktx-drr.com/app/wp-content/uploads/2025/07/enq_FPM_04_aware_sex.png)
「土嚢(土のう)」では、男性:89.6%、女性:85.7%と、その差が5ポイント内にとどまっているのに対し、「止水板(防潮板)」では、男性:45.5%、女性:23.8%と、その差が20ポイント以上と倍近い差となっています。
「止水板」は、「土嚢」に比較すると、非常に軽量で取り扱いやすい製品も多く、一般的に、男性より体格・体力の劣ることの多い女性にとっても使いやすい災害対策用品です。
この男女の認知率の差を埋めることが、さらなる普及のカギと言ってよい結果となっています。
参考に、「使用経験」の設問に関しても、性別ごとの集計グラフを掲載しておきます。
![[浸水対策用品に関するアンケート調査]「土嚢」「止水板」性別/使用経験割合](https://ktx-drr.com/app/wp-content/uploads/2025/07/enq_FPM_06_usage_sex.png)
「土嚢」の認知率は、40代以上で90%超。一方、「止水板」は40~50代でも30%前後
最後に、同じ設問の「土嚢」「止水板」に関して、年代ごとに集計したグラフです。
![[浸水対策用品に関するアンケート調査]「土嚢」「止水板」年代別/認知割合](https://ktx-drr.com/app/wp-content/uploads/2025/07/enq_FPM_05_aware_age.png)
「土嚢(土のう)」の認知割合は、20~30代で80%弱となっているものが、40代以上のすべてで、90%を超えています。
一方、「止水板」は、60代以上でこそ、50%前後と割合が高くなっていますが、40~50代では 30%前後、20~30代では 20%台前半と、ミドル年代以下で、土嚢との差が開く結果となっています。
前述の女性の認知率とともに、働く中核世代の認知率向上も、「止水板」普及に向けての一つの課題と言えそうです。
ここでも参考に、「使用経験」の設問の年代別の集計グラフを掲載しておきます。
![[浸水対策用品に関するアンケート調査]「土嚢」「止水板」年代別/使用経験割合](https://ktx-drr.com/app/wp-content/uploads/2025/07/enq_FPM_07_usage_age.png)
このアンケート全体を通じて、止水板など新たな「防災製品」の普及には、女性、そして働く世代の認知率向上に向けての取り組み。そして、そのために試用機会の創出がポイントと考えられるものとなっていました。
この点、(今回調査は「浸水対策用品」に限定したものではありますが…)ある程度の検討期間と費用検討を要する『防災製品(あるいは防災備品)全般』に共通して言えるものと考えています。
防災対策の中でも、もう少し手軽にできる「食料備蓄」や「防災グッズ」の備えなどとは、また違った傾向が見えた調査となっていたのではないでしょうか?
アンケート調査概要
アンケート方法 | 当サイト設置のフォームによる |
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アンケート対象者 | 『テーマは“雨と私”。川柳 投稿キャンペーン』応募者 |
アンケート期間 | 2025年6月16日~2025年7月15日 |
有効回答数 | 375サンプル |
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